アコムの限度額は800万円で、いくらまで借りられるかは年収の3分の1以内で審査によって決まります。
アコム公式データブックによると、初回貸し付け単価の平均は163,000円となっており、実際の限度額は年収の15分の1以下という結果も。
しかし、契約中の貸付金額別口座数構成によれば50万円以上借りている人は61%なので、初回限度額が足りない人は増枠して利用しているといえます。

アコムの限度額は年収と審査によって決まる
アコムで借りられる限度額は基本的に審査結果によって決まりますが、目安として事前に限度額を知ることは可能です。
いくらまで借りられるかの基準は2つあり、下記のどちらか低いほうになります。
- アコムの貸付上限額である800万円
- 年収の3分の1まで(総量規制の上限)
上記の条件に加え、アコムの審査によって最終決定されるのです。
アコムの公式ページにある「3秒診断」で年収の3分の1を超えるシミュレーションを行うと「お借入可能か判断できませんでした。」と表示されるので、気になる人は申し込み前に試してみましょう。
アコムで借りる限度額に対し3倍以上の年収が必要
消費者金融でお金借りるときの限度額は総量規制という貸金業法で定められており、原則として申込者の年収の1/3までとなっています。
他社でも限度額500万円などありますが、総量規制である年収の3分の1までが貸付の限度額ということには変わりありません。
よって800万円借りるとしたら、年収はその3倍なくてはなりませんので2400万円の年収が必要ということになります。
つまり年収が500万円とした場合には、その3分の1である166万円がアコムの限度額。
借りたいお金が
100万円なら年収300万円
200万円なら年収600万円
300万円なら年収900万円
必要です。
ちなみに年収1500万円以上の人は消費者金融をほとんど使いません。
年収1000万円くらいまでなら消費者金融を使う可能性があり、日本貸金業協会の資金需要者等の借入れに対する意識や行動に関する調査結果報告では申込者の年収も公開されているので、限度額を決める時の参考にしてください。
借り入れする人の年収の割合
年収 | 割合 |
---|---|
100万円未満 | 12.5% |
100万円以上200万円未満 | 14.1% |
200万円以上300万円未満 | 17.1% |
300万円以上500万円未満 | 28.0% |
500万円以上700万円未満 | 16.3% |
700万円以上1,000万円未満 | 8.9% |
1,000万円以上 | 3.1% |
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他社の借り入れが多いとアコムの限度額は下がってしまう
総量規制には細かいルールがあり、アコム1社につき年収の3分の1までではなく、その他の借り入れやカードローンも含めて年収の3分の1を超えてはいけないのです。

例えば年収300万円の場合、他社から既に50万円+30万円の合計80万円を借りていると、アコムでは20万円しか借りられません。
ただし、住宅ローンなどの借り入れを混ぜてしまうと一気に総量規制の枠を超えてしまうので、他社借入として組み入れない貸付が規定されています。
総量規制の対象外となる貸付は2種類あり、それぞれ「除外」「例外」となっています。
- 除外
-
総量規制の対象とならず貸付額の合計には含まれない
- 例外
-
年収の3分の1を超える貸付額になってもその部分についての返済能力があるか判断した上で貸付が可能になる
総量規制から除外される貸付
- 不動産(住宅など)購入または不動産改良のため(つなぎ融資を含む)
- 自動車購入時の自動車ローン
- 高額療養費
- 有価証券担保
- 不動産担保
- 売却予定不動産の売却代金により返済する場合
- 手形(融通手形を除く)の割引
- 金融商品取引業者が行う500万円超の貸付け
- 貸金業者を債権者とする金銭貸借契約の媒介
総量規制の例外とされる貸付
- 顧客が一方的に有利な借り換え
- 緊急の医療費
- 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金
- 配偶者と併せた年収の3分の1以下
- 個人事業者に対する融資
- 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け
ここで注意したいのは例外の④です。
専業主婦など収入がない人は夫と収入を合わせことで借り入れすることが法律上は認められます。(配偶者貸付という)
しかしアコムをはじめとする大手消費者金融では配偶者貸付を受け付けていません。
専業主婦は貸付条件として決まっている安定収入がないこと、配偶者も審査すると時間や費用がかかることなどが主な理由です。
返済能力によってアコムの限度額が決定される
アコムは審査によって限度額を決めますが、審査の基準やどのような項目で金額を決定しているのかは公開されていません。
しかしアコムなどのカードローン会社は、申し込みした人の「属性」と「スコアリング」といわれる項目で返済能力を判断します。
スコアリングとは申込者の個人情報を点数化し、アコムの審査や限度額の判断基準になります。
属性は個人情報によって分類した状態を表し、主に下記の項目が用いられます。
- 年齢
- 職業
- 年収
- 勤続年数
- 雇用形態
- 勤務先
- 収入形態
- 居住年数
- 居住形態
- 持ち家か賃貸か
- 家族構成
- 電話の種類
- 健康保険の種類
自宅の情報では自宅の所有または賃貸かなどの項目あり、勤務先の情報では入社年月や保険証の区分など細かく入力する必要があります。
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アコムで契約できる限度額は、入力された情報と個人の金融関連信用情報データベース(個人信用情報)と照らし合わせ、いくら借りられるかが決まります。
そして、申込時に入力された内容を合算して数値化することで、申込者の返済能力・信用の度合いを判断します。
スコアリングされた数値が高ければ返済能力が高いと判断され審査に通りやすくなりますし、たくさんのお金を借りられます。
また、返済能力を決定するのは年収以外にも年齢や職業も関係します。
高齢の方に大金を貸してしまって返済が長引いたら、仕事がなくなったり病気などで完済されない可能性もあります。
職業についても「水商売」などは、収入が数百万円のときもあれば数万円のときもある歩合制が多いため、限度額は実際に審査してみないと明確になりません。
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給料以外で年収となるもの
給料だけが収入源ではない方やその他の収入がある方は、下記の収入も年収として計算できます。
- 年金
- 恩給
- 事業を除く定期的な不動産賃貸収入
- 安定的な年間の事業所得
宝くじや競馬等による一時的な収入は年収とはなりません。
カードローン会社が重視するのは「安定した収入がある方」なので、収入が安定しない歩合だと審査が通りにくいでしょう。
どれか一つがよいのではなく、平均して良いスコアにすることが信用度を上げ、アコムの限度額を高めに設定しやすくなります。
個人信用情報によって限度額に影響する
先ほど文中に出た個人信用情報には、カードローンの申込・借入・返済、クレジットカードの利用状況、各種ローンの利用、携帯電話料金の支払いまで、月別の支払状況なども細かく記録されています。
個人信用情報とは、カードローンやクレジットカード会社の貸付情報などを共有している会社が管理している金融関連信用情報のデータベースです。
この会社は信用情報機関ともよばれ、いつ、どこから、いくら借りているか、返済遅れがないかなどの情報を、加盟する銀行や消費者金融等から細かく取得しています。
アコムが利用する信用情報機関
株式会社シー・アイ・シー(CIC) | 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト15階 |
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 東京都台東区北上野一丁目10番14号 住友不動産上野ビル5号館 |
アコムなどのカードローン会社や銀行は、信用情報機関の情報を共有しいつでもチェックできます。
当然のことですが信用情報に悪い情報が載っていると、審査に通りにくくなってしまいます。
信用情報はお金を借りることだけではなく、クレジットカードの申込情報やスマホの分割払いも記録されます。
携帯料金の中に端末の分割料金が含まれた金額で延滞すると、お金を借りたとき同様に支払い遅延として記録されてしまいます。
1~2回程度の遅れなら特別な事情もあったかもしれませんし、大きな影響を及ぼすことはありません。
ただし短期間で繰り返したり、悪質だと判断されるようなことがあれば、審査でも落ちてしまいますし審査に通っても「この人は信用がない」と判断されて限度額も下げられてしまうでしょう。
個人信用情報については自分でもJICC・CICのホームページから有料で見られます。
信用情報の記録期間については下記のとおりです。
信用情報の種類 | 内容 | 保有期間 |
---|---|---|
申込情報 | クレジットやローンの新規申し込みで支払能力を調査するために照会された情報 | 照会日より6ヶ月間 |
クレジット情報 | クレジットやローン契約の内容や支払状況を表す情報 | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
利用記録 | クレジットやローンの利用における支払能力を調査するなどのために照会した事実を残す記録 | 利用日より6ヶ月間 |
申し込みをしただけで6ヶ月間は記録されていますので、消費者金融を利用したことがないから大丈夫ということでもありません。
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アコムの限度額は最大800万円
アコムで借りられる最大の金額は800万円です。以前は500万円が限度額でしたが2016年に800万円に増額されました。
消費者金融系の借入限度額は500~800万円が中心です。
比較されやすい銀行カードローンですが、アコムと同じように800万円を借入限度額としているところが多いので、銀行なら多く借りられるということもありません。
消費者金融と大手銀行カードローンの限度額は下記のとおりです。
消費者金融各社の限度額
アコム | 800万円 |
プロミス | 500万円 |
アイフル | 800万円 |
SMBCモビット | 800万円 |
※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です
大手銀行の限度額
三井住友銀行 | 800万円 |
みずほ銀行 | 800万円 |
三菱UFJ銀行 | 500万円 |
楽天銀行 | 800万円 |
プロミスと三菱UFJ銀行が500万円となっていますが、アコムなどの他社は800万円です。
限度額1200万円というカードローンもありますが、実際に限度額まで借り入れする人がいるのか?または借りられるのかは疑問です。
アコムが公表しているデータを見れば、借りられることの多い金額や、はじめに借りられる金額がわかります。
アコムは100万円以下の借り入れが6割以上
アコムの申込画面では希望する借入限度額(希望極度額ともいう)を入力できます。
最初からいくら借りられるか不安はあると思いますが、希望金額を伝えることはできるのです。
しかし総量規制があるので限度額は年収の3分の1以下にしましょう。また希望限度額を入力しても満額で借り入られるとは限りません。
貸付残高 | 構成比 |
---|---|
10万円以下 | 2.2% |
10万円超 30万円以下 | 9.6% |
30万円超 50万円以下 | 27.2% |
50万円超 100万円以下 | 23.6% |
100万円超 | 37.4% |
100万円以下の借り入れが全体の62.6%を占めています。
100万円以上借りている人も37.4%存在しますが、アコムの限度額が800万円だとしても多くの人は100万円以下で済ませているということです。
続いて、冒頭にも説明したアコム初回申し込み時の年収別貸付金額を見てみましょう。
アコムに初めて申し込んだときに借りた金額(年収別)
年収 | 初回貸付 | 構成比 |
---|---|---|
200万円以下 | 11万3千円 | 26.5% |
200万円~500万円 | 16万8千円 | 63.6% |
500万円~700万円 | 23万5千円 | 6.7% |
700万円~1000万円 | 29万6千円 | 2.4% |
1000万円以上 | 39万3千円 | 0.8% |
平均 | 16万3千円 | 100% |
アコムを利用される人の年収は200万円~500万円が65%で、初回に借り入れするのは16万3千円が平均です。
年収が1000万円以上ある人でも初回に借り入れしているのは39万3千円。アコム全体で見ても16万3千円が初回の借入金額です。
ただし、この借入金額はあくまでも平均値なので、少なく借りる人もいるでしょうし総量規制の上限まで借りる人もいます。
しかし、最初に決められた限度額では足りないということもあるでしょう。
年収にも余裕があって過去に延滞などの問題もないのに必要な金額を借りられず困ることがないよう、アコムの限度額を増やす方法についても解説します。
自分の借入限度額を確認する
限度額の増額前に、まずは自分の正確な借入限度額を確認しておきましょう。
アコムでの借入限度額を知らなければ、いくら増額したら良いのかわかりませんしお金を計画的に使えません。
借入限度額の確認方法は全部で4つあります。
- 会員ページ
- アコムのATM、提携ATM
- 電話
- アコムプッシュホンサービス24
ただしこれらはアコムへ申し込んでから使えるようになるので、借りる前に限度額を知るにはやはり過去の貸付実績や年収から推定するしかありません。
アコムのATMを利用した場合に発行される明細書では「その他残高」と「利用可能額」を合算したものがアコムの借入限度額となります。
その他残高とは現在借りている金額を表し、利用可能額とは追加で借り入れできる金額を表しています。
電話で問い合わせしたいときは下記の番号になります。(24時間・年中無休)
アコムプッシュホンサービス
電話番号:0120-134-567
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アコムの限度額を上げる増額審査の申し込み方法

アコムの限度額を増やすことは「増額」や「増枠」とも言われ、改めて審査が行われます。
限度額変更の審査は初回の申し込みよりも審査に時間がかかる、審査基準が厳しいといったことも忘れてはいけません。
アコムの限度額を増額するためには4つの方法があるので、申し込みやすい方法で増額を申し込みましょう。
- 総合カードローンデスクに電話して申し込む
- ネットの会員ページから申し込む
- アコムのATMから申し込む
- 自動契約機(むじんくん)から申し込む
基本的に新規の申し込み時にあったような会社への電話連絡はありません。
総合カードローンデスクに電話して申し込む
アコムの総合カードローンデスクに電話をかけ、増額したい旨を伝えます。
オペレーターから増額に関する質問がいくつかありますので、すべて正しく回答しましょう。
増額申し込みが可能であれば、審査に入りますので結果がでるまで待ちます。
状況によってネットやアコムATMでは申し込めないこともあるため、確実に増額申請したい場合は総合カードローンに電話して手続きしてください。
アコム総合カードローンデスク
電話番号:0120-629-215
受付時間:9:00~18:00
電話で限度額の増額を申し込むときの流れ
アコムの増額申し込みを電話で行う場合のおおまかな流れは下記のとおりです。
途中までは自動音声での対応となり、オペレーターとは最後に確認事項などでやりとりします。
- アコム総合カードローンデスクに電話する
- カードに記載されている8桁の会員番号を入力する
- 増額審査を申し込む
- 確認事項に同意する
- オペレーターと最終確認する
- 増額審査の申し込み完了
利用できる時間は平日の9:00~18:00となっているので、休日の問い合わせはできません。
受付時間を過ぎてしまった時には会員ページの「増額審査を申し込む」から申請しましょう。
会員ページから限度額の増額審査を申し込む
会員ページにある「極度額等の変更のお申し込み」から手続きをすすめれば、審査が開始されます。
ただし会員ページ内に「極度額等の変更のお申し込み」の表示がなければネットでの増額申請はできませんので、電話や来店での手続きを取ってください。
この案内をクリックすると「極度額変の変更のお申し込み」の画面になり増額の審査を申し込めます。
- スマホやパソコンから、アコムの会員ページにログインする
- 「極度額等の変更のお申し込み」ボタンをクリック
- そのまま増額審査に入るので、アコムからの電話を待つ
- 電話で結果を聞く
なお、ネットでの申し込みそのものは24時間可能ですが、21:50から翌日8:00までに申し込みした場合、審査結果の回答は9:00以降となります。
即日に審査結果が知りたい場合は、夜間ではなく朝に申し込みましょう。
アコムのATMから増額を申し込む
アコムATMの画面にある「極度額等の変更のお申し込み」にタッチし、指示に従って操作すれば審査が開始されます。
ネット申し込みと同様、変更の申し込みが表示されていない場合はアコムATMで申し込めません。
また、申し込みは24時間可能ですが、21:50から翌日8:00までに申し込みした場合の回答は9:00以降です。
アコムATM備え付けのガイドホンからも申し込みできる

すべての店舗にガイドホンが設置されているので、限度額の増額ボタンが表示されていないときや質問したいときはガイドホンを利用しましょう。
運転免許証等の本人確認書類を忘れずにお持ちください。
自動契約機(むじんくん)で限度額の増額を申し込む
アコム自動契約機(むじんくん)の使い方は画面に手順が表示されます。
自動契約機(むじんくん)は新規契約専用と思われがちですが、画面の受付開始を押すと「はじめてのお申し込み」と「会員の方」という2つのボタンが表示されるので、会員のボタンを押して増額審査を申請してください。
もし分からないことがあっても、備付けの電話でスタッフに質問しながらすすめられるので安心です。
審査に通れば、併設されているアコムATMでそのままお金を借りられます。
自動契約機(むじんくん)で増額申請をするときの流れ
- 自動契約機(むじんくん)に行く
- 画面に表示されるガイダンスに従う
- アコムの担当者と電話がつながるので増額希望額を伝える
営業時間は年末年始を除き年中無休の9:00から21:00ですが、一部店舗により営業時間が異なりますので、公式サイトの「店舗・ATM検索」で確認してから自動契約機(むじんくん)に向かいましょう。
なお、自動契約機(むじんくん)で申し込む場合は運転免許証などの本人確認書類が必要で、場合によっては給与明細書などの収入証明書も必要になります。
アコムの店舗窓口で限度額の増額を申し込む
アコムの有人店舗でも増額審査を申し込めます。
アコムの有人店舗は2023年3月をもって全店閉鎖になりました。
有人店舗なら分からないことを聞きながら申し込めますが、現在は店舗が減ってしまい全国に4つの支店しかありません。
営業時間も短く9:30~18:00(土日祝日は休業)なので、行ける時間はかなり限定的です。
有人店舗で増額を申し込む際は運転免許証等の本人確認書類を忘れずにお持ちください。
店頭窓口(有人店舗)で増額申請するときの流れ
- 店頭窓口に行く
- 窓口担当者に増額したい旨を伝える
- 指示に従って増額申請する
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アコムの増額審査結果の連絡がくる時間

アコムは、原則として申し込み当日に増額審査の結果を回答しています。
あくまで原則であるため、申し込み時間や審査内容によっては回答が翌営業日以降になることも。
また受付時間は申し込み種類ごとに異なります。来店したものの受付時間が終了していることがないよう確認しておいてください。
申し込み種類別の受付時間
申込方法 | 受付時間 |
---|---|
会員ページ(インターネット) | 24時間 |
アコム総合カードローンデスク | 9:00~18:00 |
アコムATM | 24時間 |
自動契約機(むじんくん) | 9:00~21:00(年末年始を除き年中無休) |
受付時間内に申し込んだからといっても確実に即日回答になるとは限りません。
即日の審査回答を希望する場合は、余裕を持って20時までに申し込みを完了させてください。
時間のないときに申し込むと、入力間違いや必要書類の不足などが生じるおそれがあり、当日に審査が完了しません。
増額審査を有利に進めたいならアコムの利用実績を確認しておく
アコムの増額審査を受けるときは、契約の不履行がないことや借り入れの実績を作っておきましょう。
アコムと契約中の手続きになるため、審査基準は新規の申し込み時と異なります。
- アコムを6か月以上継続利用している
- アコムや他社で返済の延滞や金融事故を起こしていない
- 総量規制近くまで借り入れしていない
- 新規契約時から収入が下がっていない
- 住所や勤務先の変更届け出を事前にしている
アコムを6か月以上継続利用しているか
限度額の増額申し込みはアコムを最低でも6か月以上継続利用していることが前提です。
初回申し込みから6か月以内だと十分な利用実績がないため、限度額を増やした場合の返済能力を判断しきれないのです。
アコムや他社で返済の延滞や金融事故を起こしていない
延滞や金融事故を起こしている場合、増額審査に通る可能性は低くなります。
増額するということは、これまでよりも返済期間が長くなる、返済額が大きくなるということです。
過去に返済が滞ったことがある中で、さらに増額するというのはアコムにとってお金の回収が難しくなることもあるからです。
また、延滞や金融事故を起こしたことがある人は増額申請することで、利用限度額が見直され減額や利用停止につながるおそれもあります。
増額どころか減額になってしまっては意味がありませんので、個人信用情報に問題がある人は増額申請を控えましょう。
総量規制近くまで借り入れしていない
アコムの限度額は総量規制の範囲内で決定されます。
例えば年収が300万円の場合、他社を含め利用限度額は100万円までです。
もしその中ですでに90万円借り入れしているとすれば、残りは10万円ということになりますが、アコムが総量規制の上限まで貸してくれるとは限りません。
収入が下がってしまい、気づかずに限度額が年収の3分の1を超えてしまうこともあるからです。
消費者金融はこの総量規制を遵守しなければ行政処分を受けることになりますので、総量規制近くまで借り入れをしている場合は審査が厳しくなります。
新規契約時から収入が下がっていない
新規契約時から収入が下がってしまうと、それに伴って総量規制の枠も下がることになるため、審査落ちや利用限度額の減額になる可能性があります。
また転職して間もない場合、利用限度額は転職前の返済能力を基に決定されたものであるため、転職をきっかけに限度額が見直されることもあります。
住所や勤務先の変更の届け出を事前にしている
引っ越しや転職している人は増額申し込みの前に必ず届け出を完了しておきます。
住所や電話番号、勤務先などの情報に変更があれば、すみやかに届け出るということがアコムの会員規約に定められています。
届け出を怠ったからとペナルティが課せられるわけではありません。
しかし、アコムからの信頼が下がり増額審査に不利になるおそれがあります。
借入限度額を減額したい場合は店舗で手続きする

アコムは自動契約機(むじんくん)を利用すれば限度額を減額することもできます。
借入限度額に余裕を持たせておいたほうが、急にお金が必要になった時に便利です。
しかし限度額を減らしたいというのは下記のようなケースがあります。
- 借り過ぎや使いすぎを予防したい
- 信用情報で怪しまれないようにしたい
- 総量規制にかからないようにしたい
日常生活に対し必要以上の借入限度額があると、不必要なのにお金を借りてしまうこともあるかもしれません。
限度額を下げておけばそうしたことが未然に防げます。
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ATMで1日に引き出せる上限は20万円から50万円
アコムから借りられる限度額が多くても、引き出すATMによっては1日の最大引き出し額がネックになることがあります。
提携ATMは利用限度額として1日に入金・出金できる金額が決まっており、アコムの借入限度額とは別に実際に引き出せる金額が決まっているのです。
急にお金が必要になったときは近所にあるコンビニエンスストアや銀行を使うことになると思うので、利用するATMの利用限度額は気になるところです。
ここでは主要のコンビニエンスストア・銀行ATMの利用限度額を掲載しています。
コンビニATMの利用限度額
提携しているコンビニATMの1日における最大引き出し、入金額限度額は下記のとおりです。
ATM | 引き出し | 入金 |
---|---|---|
セブン銀行 | 50万円 | 200万円 |
イーネット | 20万円 | 50万円 |
ローソンATM | 20万円 | 50万円 |
銀行ATMの利用限度額
国内主要銀行ATMの1日における最大引き出し、入金限度額は下記のとおりです。
銀行 | 引き出し | 入金 |
---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 50万円 | 100万円 |
みずほ銀行 | 100万円 | 200万円 |
三井住友銀行 | 50万円 | 100万円 |
※カードの種類によって異なる場合があります。
ACマスターカードの利用上限額
アコムが発行しているクレジットカード「ACマスターカード」の利用限度額は10万円~300万円です。
カードローンとクレジットを利用すると上限の合計が800万円までとなります。(審査による)
アコムの限度額を増やすと金利や返済額が変わることもある
増額によりアコムの限度額を上げると、借り入れ可能な金額が増えるだけではなく金利は下がる可能性があります。
消費者金融の金利は貸金業法により、限度額ごとの上限金利が決まっているからです。
限度額 | 金利 |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
これまで99万円未満の限度額であった人が、増額の結果100万円以上の限度額になった場合、アコムの最高金利は15.0%に下がります。
返済額はアコムの借入額に対して一定の割合で計算します。
100万円借りて毎月1000円ずつ返済というような方法を防止するためです。
借入額が増えると月々の負担が大きくなります。
契約時の限度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下の場合 | 借入残高の4.2%以上 |
30万円超、100万円以下の場合 | 借入残高の3.0%以上 |
100万円超の場合 | 借入金額の1.5%~3.0%以上 |
例えばアコムの限度額30万円で10万円を借りているときの月々の返済額は
10万円×4.2%=4,200円(千円未満は切り上げ)
となり、毎月5,000円の返済です。
100万円借りている場合は100万円×3.0%=30,000円の返済です。
アコムの限度額でよくある質問
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