株主優待を受けるのは簡単?初心者向け株式投資の始め方

株式優待

株式投資に興味があっても、初心者は何から始めたらいいのか分かりません。

証券会社に申し込んで、口座開設するまではいいけれど、そこから先は自分で決めていく必要があります。

株式投資の初心者がいだく疑問や不安
  • どんな株を買ったらいいの?
  • そもそも株の売買にはいくら必要なの?
  • 株は損しそうで怖い

そんな初心者におすすめなのが、株主優待を狙った株式投資です。

ここでは、株主優待がもらえる株式投資についてまとめました。

まずはお得感を味わって、株式投資を楽しむことから始めてみませんか?

目次

株主優待は企業から株主へのお礼

株式投資の初心者のなかには、なぜ株主優待がおすすめなのかが分からない方もいるかもしれません。

株主優待とは、ある企業の株を購入した株主に対して、企業がお礼として贈る品です。

自社製品であったり、金券やチケットだったり、特別割引が受けられたりと受け取る特典はさまざま。

株主にとっては、「配当金+株主優待」がもらえるので、非常にお得感があります。

それが株主優待のある銘柄が初心者に人気の理由です。

企業にもよりますが、株数によって、お礼の品は変わります。もちろん持ち株数が多ければ、お礼はより豪華。

とはいえ、そんなに多くの株を1度に買うには、まとまった投資資金と勇気が必要です。

そこまでしなくても、1単元でも魅力ある株主優待を受けられるのでご心配なく。

株式投資で覚えておきたい用語
単元:売買単位で100株をさす。1単元=100株

株主優待を狙うならば、自分のライフスタイルに合った株主優待をもらえる企業を見つけるのがポイントです。

株主優待の情報は、各企業のサイトで見たり、証券会社の口座を持っている場合はスマホアプリから調べたりできます。

株主優待狙いなら自分のライフスタイルに合った株選びを

株主優待狙いの株を購入する場合、どんな点に注意したらいいのでしょう。

株を選ぶ5つのポイント
  • 株の種類
  • 株価
  • 取得株の量
  • 保有期間
  • 企業の将来性

自分に合った株の種類を選ぶ

まず、どの企業にどんな株主優待があるのかを調べる必要があります。

いまの自分にとって、受け取ったら嬉しい株主優待を考えてみてください。

参考までに、具体的な例を3つ挙げてみます。

  • 主婦:食品や飲料メーカーで自社製品がもらえる企業
  • 子どもがいる家庭:子ども服や玩具メーカーで株主優待セールやおもちゃがもらえる企業
  • 旅行好き:航空会社や旅行会社でマイルの付与や旅行の割引券がもらえる企業

独身の人におもちゃが届いても、株主優待の楽しさは半減してしまいます。

ですから、自分のライフスタイルに合った株主優待が受けられる企業を選ぶことが大切です。

株価のチェック

株主優待狙いの場合は、こまめに株価をチェックする必要はありません。

たまに株価をチェックして、売買のタイミングを探る程度で十分です。

ただ、そのタイミングを逃さないようにしなければなりません。

「売り時」「買い時」を見極めるのは難しいですが、そこが株式投資の大切なところでもあります。

デイトレードのようなことをするわけではないので、株主優待のある株を保有する場合は長い目で見ていきましょう。

また、投資に回せる資金の範囲内で買える株を見つけることも重要です。購入を検討している企業の株価を見て、買えるかどうかを判断する必要があります。

投資資金をオーバーしてしまう場合は、別の銘柄を選んだほうが無難です。無理はしないようにしましょう。

取得株の量を考える

もし、特定の企業の株を100株だけ購入済みで、さらに買い増しを考えていると仮定します。

けれども株主優待の品がグレードアップするのは300株からの場合、自分名義で100株を買い増しても、もらえる株主優待は100株分のみ。

200株持っているのに、100株しか持っていない株主さんと同じ株主優待を受けるのは、損したような気分になります。

そのようなときは、家族で名義を分けて購入するのがおすすめです。

名義を分ければ、100株×2の株主優待がもらえます。むしろ300株の株主優待の品よりもお得な場合も多いです。

保有期間を考えておく

なかには、保有期間が長いと、特別な優待が受けられる企業もあります。

株主優待や配当金を受け取ったあとに株を売られてしまうのを防ぐための企業の引き留め策の1つだと思っています。

このように、長く保有したほうがお得な優待を受けられる場合もあるので、株価が値上がりして売却する場合を除いては、保有期間を考えておいたほうが得策です。

企業の将来性を見極める

好きな企業だから、株主優待が魅力的だからという理由だけで、株を購入するのはおすすめしません。

いくら応援したい企業でも、将来性がなかったら、株価が下がって損をしてしまいます。

ですから、四季報や企業の情報をよく読んで、購入を検討している企業の将来性を自分で見極めなければなりません。

四季報や企業情報は、証券のアプリでもすぐに見ることができます。

株主優待のある株を買うタイミング

通常の株取引と違って「権利」が重要です。

株主優待のある企業を決めたあと、どのタイミングで株を買うのがいいのでしょうか?

ポイントは「購入時期」「底値で買う」「株価チャートを見る」の3つです。

購入時期

株主優待狙いの株を買うと決めて、何も考えずにすぐに購入してしまうのはNG。

優待や配当金の権利確定日を必ずチェックしましょう。

株式投資で覚えておきたい用語
  • 権利付き最終日:権利確定日から2営業日前
  • 権利落ち日:権利付き最終日の翌営業日
  • 権利確定日:権利が確定する日

流れとしては権利付き最終日→権利落ち日→権利確定日となります。

権利付き最終日までに株を購入すれば、すぐに株主優待や配当金がもらえます。

権利落ち日に購入すると、次の権利確定日まで待たなければ株主優待はもらえません。

ただし、株主優待が人気の銘柄は、権利付き最終日が近くなると購入が増えるため、株価が上昇傾向にあります。

そして、権利落ち日は売却が増えるため、下降傾向にあります。

株を購入するときの考え方は3つ

  1. 株主優待をすぐにもらうために、少し高くても権利付き最終日のころに株を購入する
  2. 株主優待をすぐにもらわなくてもいいから、少しでも株価の安い権利落ち日に株を購入する
  3. しばらく様子を見て、なるべく底値を狙って購入する

自分の考えに合った買い方を決めてください。

底値で買う

株を買うなら、誰でもできるだけ安い時期に買いたいです。気持ちは、普段の買い物と同じ。

けれども、普段の買い物と違うのは、事前に底値が分からない点です。

もっと下がると思って買い渋ると上昇してきたり、これ以上は下がらないと判断して購入すると下落したり。

初心者でなくとも底値を見極めるのは難しいです。

先に紹介した権利落ち日に購入するのは、リスクを減らす方法の1つ。

あとはニュースやチャートを見て、株価が下がる根拠を見つけたら購入するやり方もあります。

勢いや雰囲気での購入はリスクを負いかねないので、きちんとした裏付けのもとに購入しましょう。

株価のチャートを見る

初心者が株価のチャートを見ても、何のことやらさっぱり分からないと思うかもしれません。

けれども、全体の値動きに注目してみてください。

月足(つきあし)と言われる一カ月ごとの相場の動きや、一週間の動きを表す週足(しゅうあし)を見ると、上がる気配か、下がる気配かの判断はできます。

なるべく安く購入できるように、タイミングを見計らってください。

資金は上限を決めておく

株の初心者が投資を始めるときに大切なのは、資金の上限を決めておくことです。

損をしても日常に響かない余剰資金で購入しないと、生活保護など思わぬ事態を背負うことになってしまいます。

株式投資で必要な最低資金は、おおよそ5万円。5万円からどこまで投資するか、しっかりと上限を決めておきましょう。

最初から儲かると考えないほうが投資は続けやすくなります。

株主優待のある株を売るタイミング

株主優待狙いの株式投資の場合、ずっと株を持ち続ける長期保有か、あるいは権利付き最終日に購入して権利を確定させたら売却してしまう短期保有の二択になります。

株を売却するポイントは「売却時期」「価格」「株数」の3つです。

売却時期

株の購入時と同じように、売却するときも、権利付き最終日、権利落ち日に注意してください。

3-①でもお話ししたように、権利落ち日は株価が下降傾向にあるので、しばらく値動きを見てから売却のタイミングを決めたほうが売却益を得やすくなります。

売却価格

購入するときは底値で買い、売却するときは高値で売りたいものです。

しかし実際は、そんなに簡単にうまくいくわけではありません。

基本的に株主優待狙いの場合は、長期保有のほうがうまくいく場合が多いです。

株価が下がり続けて不安なときは「損切り」する方法もあります。

株主優待と配当金に魅力を感じなくなったら、思い切って売却する勇気も必要です。

売却するタイミングを逃がすと「塩漬け」になり身動きが取りにくくなります。

株式投資で覚えておきたい用語
損切り:含み損がある株式や投資信託などの商品を売却して損失を確定させること

売却する株数

株価が上がって売却したいけれども、株主優待もほしい。あるいは、長期保有を続けたいけれども売却益がほしい。

そんな場合に対応できるのが家族の名義分け。

一方を長期保有用、他方を売却益が出たときの売却用と決めておけば、利益も生まれて、株主優待ももらえます。

そうでなければ、最初から200株以上を購入しておいて、100株だけ残して売却する方法もあります。

株主優待品をもらって楽しい株主生活を送ろう

株主優待狙いの株式投資は、初心者にとっては始めやすい投資です。

優待品や配当金を楽しみにしながら待って、楽しく投資ができます。

細かい株価のチェックの必要もなく、気楽に始められるのが株主優待の株投資のいいところ。うまく利用して、賢い投資生活を送ってください。

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