イオンカード(WAON一体型)の使い方と申し込み方法

イオンカード

イオンカード(WAON一体型)は年会費無料で利用できる、電子マネー「WAON」とクレジットカードが1枚になったクレジットカードです。

イオングループ対象店舗での決済なら還元率が1.0%までに上昇したり、毎月20・30日の「お客さま感謝デー」では買い物代金が5%オフになったりと、イオン系列でのお買い物でメリットが大きくります。

また、イオンシネマでの割引に利用できるなど、他社のカードではできないユニークな使い方も可能。

申し込みでは発行方法や受け取り方法を好みで決めることもできます。

目次

イオンカード(WAON一体型)は電子マネーWAONとクレジットカードが1つになったカード

イオンカード(WAON一体型)なら、クレジット機能による決済も電子マネーによる決済も1枚で完結します。

クレジットカードの決済では「WAON POINT」、電子マネーWAONの利用では「電子マネーWAON」のポイントが貯まるため、どちらの決済手段を利用しても効率的にポイ活を進められる点が大きな特徴です。

加えて国際ブランドも「Visa」「Mastercard」「JCB」が用意されており、目的や用途に応じて好きなものから選択できます。

年会費も無料なので万人におすすめできるクレジットカードですが、なかでもおすすめできるのは以下のような人です。

  • WAON POINTでポイ活をしている人
  • イオングループでひんぱんに買い物をする人
  • イオンシネマで映画鑑賞をよくする人

イオンカードセレクトとWAON一体型カードの違い 

イオンカードセレクトは、キャッシュカードとクレジットカード、電子マネー「WAON」の3つの機能が1枚になったカードです。

イオンカード(WAON一体型)にキャッシュカードとしての機能が加わっており、イオンカードセレクトのほうが1枚でより多くの機能を利用できます。

ただし、イオンカードセレクトは引き落とし口座がイオン銀行のみになるため、イオン銀行の口座を持っていないと口座を作るところからスタートしなければいけません。

一方のイオンカード(WAON一体型)はどの銀行からでもカード利用分の引き落としが可能です。

イオン銀行以外をメイン口座で利用するならイオンカード(WAON一体型)のほうが利用までの手続きの手間が少ないです。

機能イオンカード(WAON一体型)イオンカードセレクト
イオン銀行のキャッシュカードなしあり
クレジットカードありあり
電子マネー「WAON」ありあり
引き落とし口座自由に設定できるイオン銀行のみ

イオンカード(WAON一体型)の審査内容

イオンカード(WAON一体型)は電子マネー「WAON」の機能が付帯していますが、通常のイオンカードと審査内容に大きな違いはありません。
 
申込者が入力した年収や勤続年数、過去のクレジットカードやカードローンの利用実績(信用情報)などから総合的に審査されることになります。

年収や勤続年数といった「返済能力」や過去の利用実績の「信用情報」は、申込者がクレジットカードの利用額を支払える返済能力があるかを確かめるために、必ず調査されます。

イオンカード(WAON一体型)でポイント獲得や割引が利用できるおすすめの使い方

以下のようなイオングループの店舗が近くにある人なら、イオンカード(WAON一体型)がおすすめです。

  • イオン・イオンスタイル
  • イオンタウン
  • イオンモール
  • イオンショッピングセンター
  • マックスバリュ
  • ザ・ビッグ
  • ホームワイド ペット&グリーン

イオン系列の店舗があれば、毎月10日・20日・30日(55歳以上の人は15日も含む)でイオンカード(WAON一体型)ポイントアップ特典や割引特典を得られます。

AEONCARD Wポイントデーで支払いに使うとWAON POINTが2倍

イオンカード(WAON一体型)は、イオンで開催される「AEONCARD Wポイントデー」の対象です。

毎月10日に決済することで、利用200円(税込)ごとに2WAON POINTが付与されます。

元々イオンカード(WAON一体型)ならイオン系列店舗でポイントが2倍になりますが、「AEONCARD Wポイントデー」はどこの店舗で決済しても2倍のポイントを獲得できます。

ただし、以下のような決済はAEONCARD Wポイントデーの対象外です。

  • ギフトカード
  • 航空・鉄道料金
  • 鉄道会社が運営している商業施設
  • WAONクレジットチャージ
  • Suicaクレジットチャージ
  • チケット類
  • 保険商品
  • 公共料金
  • 各種通信料

お客さま感謝デーの毎月20・30日なら買い物代金が5%オフ

「お客様感謝デー」とは、毎月20日・30日におこなわれるイオンの割引イベントです。

毎月20日か30日にイオンマークのカードや電子マネーWAONで買い物をすることで、「食料品」「衣料品」「暮らしの品」の3つのジャンルについて本体価格から5%割引になります。

クレジットカード決済でも電子マネーWAONでも割引の対象になるので、両方の機能を持ったイオンカード(WAON一体型)と相性が良いサービスといえます。

55歳以上の人は「G.G感謝デー」で毎月15日が5%オフ

G.G感謝デーは毎月10日におこなわれる、55歳以上の人限定の割引イベントです。

毎月15日に「G.G WAON」「ゆうゆうワオン」で支払うことで5%割引となります。

G.G WAON55歳以上の人が対象の電子マネー機能付きのカード。最初から300WAON POINTが付与されており、カードに現金で1,000円以上入金することで300WAON POINTを使えるようになる
ゆうゆうワオン65歳以上の人が利用できる電子マネー機能付のカード。300WAON POINTの特典はG.G WAONと同様

「G.G WAON」「ゆうゆうワオン」だけでなく、55歳以上の人が持つイオンカード(WAON一体型)の支払いでも同様に5%が引かれます。

ただし、イオンカード(WAON一体型)で5%引の恩恵を受けるには、事前にWAONステーション(WAON公式アプリ)での設定変更が必要です。

イオンカード(WAON一体型)で支払うとイオンシネマが300円引き

イオンカード(WAON一体型)を持っていると、イオンシネマの映画鑑賞の通常料金が割引になります。

同伴者も1名まで割引の対象になるため、友人やパートナーとの映画鑑賞なら1回で600円も値引きされます。 

オンラインチケットサービスでの申し込みはもちろん、自動券売機や劇場窓口で申し込んでも割引が可能。

急に観たい映画が思いついたときも割引料金で鑑賞できます。

さらに、毎月20日・30日はお客様感謝デーとして映画料金が1,100円に。

イオンシネマで映画を観たあとに、そのままイオンで買い物して5%オフの買い物を楽しみましょう。

イオンカード(WAON一体型)のメリット 

イオンカード(WAON一体型)は日常生活のなかでポイントを獲得するチャンスが複数あります。

コンビニの買い物を楽しみつつ、ついでに公共料金を支払いたい人におすすめです。

公共料金の支払いでもポイントが貯まる

イオンカード(WAON一体型)は、公共料金の支払いでも他の買い物と同じく「200円(税込)で1WAON POINT」が貯まる点もメリットです。

他社のクレジットカードの一部では公共料金の支払いで還元率が下がるカードもありますが、イオンカード(WAON一体型)なら通常と変わらない還元率でポイントを獲得できます。

毎月定期的に支払う水道光熱費やスマートフォン代金、金額が大きな税金をイオンカード(WAON一体型)で支払うことで効率的にWAON POINTを獲得できるでしょう。

電子マネーとしてコンビニで利用できる

イオンカード(WAON一体型)は電子マネー「WAON」の機能も付帯しているため、クレジットカードが利用できない店舗でも電子マネーとして決済に利用できます。

コンビニでは、ほとんどの店舗で電子マネーによる支払いが可能です。事前にチャージしておけば現金を取り出す手間なく買い物ができます。

何らかの理由で電子マネー利用できない店舗でもクレジットカードで支払えるため、思い立ったときに現金いらずでコンビニに立ち寄れます。

電子マネーとしてチャージできるのは5万円と制限がありますが、コンビニでの少額利用なら制限を気にせずに使いやすいでしょう。

少額の支払いは電子マネー、高額の支払いならクレジットカードといったように、金額による使い分けも可能です。

2つの機能が1つになっているので財布が太らない

イオンカード(WAON一体型)は、1枚で2つの機能を利用できるため、プリペイド式の電子マネーとクレジットカードを別々に財布に入れておく必要がありません。

カードが1枚分少なくなることで、財布を太らせずに持ち運べます。

ロボアドバイザー資産運用サービス「ウェルスナビ」の積立投資でポイントを貯められる

イオンカードは「ウェルスナビ」と提携しており、スマートフォンでロボアドバイザーによる自動運用の投資をしつつ、イオンカード(WAON一体型)で積み立てた金額にWAON POINTが付与されます。

毎月3万円(年間36万円)を積立投資すると1年で1,800ポイントが貯まる計算で、資産形成とポイ活を同時に進めることが可能です。

イオンカード(WAON一体型)のデメリット

イオンカード(WAON一体型)は、イオンやコンビニをよく利用する人ならポイントを獲得しやすいですが、幅広いシーンでポイントを得たい人には向いていない可能性があります。

「海外旅行中にケガや病気あったときのお守りにしたい」「国内外の買い物でポイントを一気に貯めたい」という希望がある人は、イオンカード(WAON一体型)以外のカードを検討しましょう。

基本還元率は0.5%からと決して高くない

イオンカード(WAON一体型)の基本還元率は、200円(税込)ごとに1WAON POINTなので0.5%です。

一般的には還元率が1.0%からが高還元とされており、通常の決済に利用するうえではイオンカード(WAON一体型)よりも高還元のカードは多くあります。

一方、イオンカード(WAON一体型)はイオングループの対象店舗での支払いでポイント還元率が常に2倍(1.0%)になります。

毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」ならどの店舗でも還元率が2倍になるなど、イオン関連のイベントと絡めることで還元率が1.0%まで上昇します。

ポイント還元率を重視するなら、自身がどれくらいイオン系列で買い物するかを考えましょう。

旅行傷害保険は付帯していない

他社のクレジットカードではイオンカード(WAON一体型)と同ランクの一般カードであっても、カードで旅行代金を決済するなどの条件を満たせば海外旅行傷害保険が付帯するケースが多いです。

海外にクレジットカードを持っていきたい場合は、他社のクレジットカードのほうが合っているでしょう。

イオンカード(WAON一体型)の申し込み手順・流れ

イオンカード(WAON一体型)を受け取るまでには、「カードの発行方法」と「受け取り方」の2つを選ぶことになります。

カードの使い方によって、適した発行方法と受け取り方をまとめました。

使い方発行方法受け取り方法
イオンでの買い物即時発行・イオンウォレットでカード番号などの受け取り
・店頭で即時発行カードを受け取り
オンラインショッピング即時発行イオンウォレットでカード番号などの受け取り
プラスチックのカードを受け取る通常発行郵送での受け取り

カードの発行方法を2種類から選ぶ

イオンカード(WAON一体型)に申し込む前に、以下のどの発行方法を利用するかを決定しましょう。

  • 即時発行
  • 通常発行

即時発行は、スマートフォンやパソコンから申し込めば、最短5分で審査が完了する発行方法です。

審査完了後にイオンウォレットをダウンロードしてアプリ上でカード番号とスマホ登録をすることで、ネットショッピングでも店頭での決済でもすぐに利用できるようになります。

通常発行は、審査が完了したあと、約2週間でプラスチックのカードが自宅に届く方法です。

クレジットカードでの買い物を急いでいない人や、プラスチックのカードがあると安心と感じる人は、通常発行で申し込むと良いでしょう。

すぐにクレジットカード番号を受け取って買い物に利用したいなら、即時発行でイオンカード(WAON一体型)に申し込みましょう。 

審査では在籍確認がおこなわれる

申し込みが全て完了したあとは、信用情報や返済能力を確認するための審査が実施されます。

審査の内容次第では、勤務先に電話連絡することによる「在籍確認」がおこなわれる可能性があります。

自分が電話に出るか、電話に出た人が「●●はただいま席を外しております」など在籍の事実が分かる回答をすれば在籍確認は完了です。

3つの受け取り方法から選択する  

カードの受け取り方には「イオンウォレット」「店頭受取りサービス」「郵送」の3つがあるため、利用の目的や場面に合わせて選択しましょう。

即時発行ならイオンの駐車場やフードコートから申し込んでそのまま受け取れるため、「すぐにイオンでの買い物に使いたい」というときに素早く発行できます。

イオンウォレットで受け取る

即時発行を選択し、審査を完了したあとにイオンウォレットアプリでカード情報を受け取る方法です。

受け取ったカードは、Apple Payなどの機能と連動させられます。

即時発行では最短5分で審査結果が出るため、できるだけ早くカード決済を利用したい人に向いています。

プラスチックのクレジットカードは、後日郵送で受け取ることが可能です。

店頭受け取りサービス

文字通り、イオンマークがついたカードの加盟店でカードを即時発行するサービスのことです。

審査結果がメールで届いたあとに受け取り期限内の10時〜18時の間でイオン内にある「イオン銀行」でカードを受け取ることができます。

なお、受け取れるのは「即時発行カード」であり、イオンマークがついていない店舗では利用できません。

制限なしで決済できる本カードは後日郵送されることになります。

イオンでカードを受け取ってそのままイオンで買い物をしたい人には、店頭受け取りサービスをおすすめします。

郵送で受け取る

通常発行を選択し、審査完了後にプラスチックカードが届くまで待機する方法です。

また、店頭受取りやイオンウォレットでの受け取りを選択した場合でも、本カードは郵送で受け取ることになります。

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